イタリアwwfのプロジェクト - Dodoの世界 |DoDo公式オンラインストア日本

DoDoがWWFによるチチュウカイモンクアザラシ(地中海に生息する唯一の鰭脚類)の保護活動を後援

今回もDoDoは環境保護と生物多様性の保存に取り組み、地中海の代表的な絶滅危惧種の保護を目指すイタリアWWFの活動を支援します。

かつてリグーリア地方やサルデーニャのオロゼイの海岸にいたチチュウカイモンクアザラシの群れは、もはや今世紀初頭の写真でしか見られなくなってしまいました。その後、違法な狩猟や海岸地域の開発、海洋の汚染、意図せぬ捕獲などにより、個体数は激減しました。自然保護の使命感に駆られたDoDoは、この象徴的なアザラシをグリーンなミッションの中心に据え、絶滅が危惧されているアザラシの保護活動を展開するイタリアWWFの支援に乗り出さずにはいられません。

2023年以来イタリアWWFは、チチュウカイモンクアザラシ研究班との協力のもと、地中海沿岸の洞窟や広大な海で感動に満ちた啓蒙活動を展開し、アザラシたちが休息・繁殖期に安全に過ごせる場所を探します。WWFの調査員と「Vele del Panda（パンダの帆船）」と名付けられたプロジェクトでガイドを務める人々が、検出キットの使い方についての訓練を受けたWWF S.U.B.のボランティア潜水夫と共に、環境DNAの分析を行うために海水の標本を収集します。先進的な技術を用いたこの分析により、本来の生息環境でチチュウカイモンクアザラシが通過した跡を検出することができます。

この活動は、イタリアWWFが周辺海域でのチチュウカイモンクアザラシの生息動向を綿密にたどるために企画したもので、同時に海洋生物多様性のモニタリングも行われ、非侵襲的な科学的方法論に裏付けられ皆の合意を得たプロジェクトです。DoDoは過去18年間にわたりWWFを支援してきましたが、今回もこのプロジェクトに協賛します。自然への思い入れの深い調査員、ボランティアの潜水夫、市民、その他の組織により、協力と教育と問題意識の提起に基づく新しいコミュニティが誕生します。